2018春 第90回センバツ甲子園 準決勝 大阪桐蔭vs三重

2018春 第90回センバツ甲子園 準決勝 試合終了

 

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
三重 0 0 2 0 0 0 0 0 0 0 0 0 2
大阪桐蔭 0 0 0 0 0 1 0 0 1 0 0 1✖ 3

三重:定本、大阪桐蔭:柿木ー根尾の素晴らしいピッチングで2-2のまま延長にもつれ込んだ準決勝2試合目。迎えた延長12回裏、2死一塁から4番:藤原の決勝二塁打で大阪桐蔭が3-2のサヨナラ勝ち2014年優勝以来4年ぶり5回目の春センバツ決勝へ

今大会から施行された延長13回からの特別ルール「タイブレーク」直前に決着。結局、今大会でタイブレークは行われず。

◇投手:柿木ー根尾(大阪桐蔭)、定本(三重)

◇本塁打:山田健(大阪桐蔭)

◇三塁打:浦口(三重)

◇二塁打:梶田(三重)、藤原(大阪桐蔭)

【試合展開】

準々決勝までチーム打率.430と振れている強打の大阪桐蔭打線に対し、三重のエース定本は素晴らしい投球。力のある直球と大きなカーブが要所で決まり、適度な荒れ球で的をしぼらせない。大阪桐蔭打線の早打ちにも助けられ、6回のソロ本塁打一本で1失点に抑える。

一方、大阪桐蔭の先発:柿木は初回から飛ばすが、3回やや甘めに集まった直球を狙われて集中打を浴び2失点。三重に先制点を与える。

4回裏大阪桐蔭の攻撃、2アウト満塁のチャンスで先発:柿木に代打を送って勝負に出るが、三重の定本は力のある内角速球で勝負しセンターフライに打ち取る。

5回表からマウンドに上がった大阪桐蔭:ショート根尾。投球練習も充分にできなかった様子だったが、最初の打者から145kmを出した伸びのある直球とキレ味鋭いスライダーで三重打線を完璧に抑える。3回戦明秀日立戦での9回9四死球が嘘のように内外角低めへの制球が良く、特にフォークボールのように鋭く落ちるスライダーはもはや高校生レベルをはるかに超えており、強打の三重打線もほとんどバットに当てられない。

三重が2-1で1点勝ち越したまま迎えた9回裏。先頭の根尾がストレートの四球で出塁するも、次打者は送りバントを打ち上げて失敗。嫌な雰囲気が広がる中、7番8番がヒットを重ね土壇場で2-2の同点に。

その後、三重:定本と大阪桐蔭:根尾両投手の好投で両校得点がないまま、緊張感のある締まった試合が続く。

そして、延長12回裏の大阪桐蔭の攻撃。2アウト1塁から、ここまで無安打に抑えられていた4番:藤原が左中間を抜くタイムリーサヨナラ二塁打。3-2で大阪桐蔭の勝利。延長タイブレーク直前の12回までもつれた好試合に終止符が打たれる。

大阪桐蔭:根尾選手。ポテンシャルの高さを見せつける

それにしても、大阪桐蔭の勝因は何といっても5回からロングリリーフした根尾のピッチング。しなやかなフォームから繰り出さる最速147km直球は球持ちが良いため低めで伸び、内外角いっぱいに決まる。そして追い込むと同じ腕の振りからバッターの手前で急激に曲がり落ちる切れ味鋭いスライダー

解説の方もおっしゃられていたが、恐らく高校生レベルでは打てないだろう。それほど決め球となる素晴らしいボール。実は前評判では投手の評価は打撃や守備に比べてイマイチ低かった。しかし、今日のピッチングで投手の評価が変わるのではないだろうか。

そして、フィールディングも素晴らしかった。ランナー1塁からショート寄りの投前ゴロ、まるでヒョウのような素早い身のこなしでギリギリ捕球すると、一転二塁へストライク送球。併殺で一瞬にしてピンチを防いだ。全盛期の桑田や松坂を彷彿させる圧巻のフィールディングだった。

昨今の投手はスピードを追求するあまり、投球のあと踏み出した足側に体が流れ、平凡な投前ゴロも安打にしてしまう投手が増えているように見うけられるが、根尾投手は投球後も身体のバランスが良く、守備の意識も非常に高かった。

まさに、投・攻・守のどれもが超高校級。加えて性格も非常にまじめ。ショートの守備でも内外野に声かけやポジショニングの指示をし、凡打でも常に全力疾走を怠らない。練習でも決して手を抜かないとのこと。今年のドラフトの目玉となることは間違いないだろう。見ていてワクワクする。今後の成長が本当に楽しみな選手だ。

先攻:三重 先発メンバー

打撃成績 守備 学年
1 梶田 ▲ 3 15 6 5 .400
2 浦口 ▲ 3 12 6 5 .500
3 曲 ▲ 3 13 5 3 .385
4 大川 ▲ 3 10 4 1 .400
5 3 11 2 2 .182
6 前出 2 10 1 0 .100
7 小川 3 11 5 3 .455
8 定本 ▲ 3 4 1 0 .250
9 井上 3 12 3 3 .250
106 34 23 .321

(▲:左打ち)

◇本塁打2 ◇三振14 ◇盗塁7 ◇犠打1

全員が不動の先発メンバー

投手成績 四死
定本 10 7 3 2 0 0.00
福田 9 8 7 0 1 1.00
山本大 6 8 6 4 5 7.50
吉井 ▼ 2 3 1 3 1 4.50

先発投手は背番号10のエース定本

後攻:大阪桐蔭 先発メンバー

打撃成績 守備 学年
1 宮崎 3 14 6 2 .429
2 青地 ▲ 3 13 7 2 .538
3 中川 ▲ 3 13 7 3 .538
4 藤原 ▲ 3 13 5 5 .385
5 根尾 ▲ 3 10 5 7 .500
6 山田 3 12 6 3 .500
7 石川 3 10 4 7 .400
8 小泉 3 12 4 3 .333
9 柿木 3 5 2 0 .400
114 49 36 .430

(▲:左打ち)

◇本塁打0 ◇三振9 ◇盗塁5 ◇犠打4

大阪桐蔭も、全員が不動の先発メンバー

投手成績 四死
柿木 11 6 15 0 0 0.00
根尾 9 4 11 9 1 1.00
横川 ▼ 5 3 5 4 1 1.80
森本 ▼ 2 4 4 1 1 4.50

(▼:左投げ)

先発投手はエース柿木

 

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